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2008年11月04日

MP3を100時間再生可能な携帯機器向け音楽再生LSIの発売について

当社は、このたび、MP3などの各種圧縮音楽データの長時間再生が可能となる携帯機器向け音楽再生LSI「FS-301」を開発し、サンプル出荷を開始します。用途に合わせてFS-301にヘッドフォンアンプ等のアナログ部品や大容量メモリをワンパッケージ化したSiP(System in Package)品もシリーズ展開する予定です。

FS301FBGA.JPG

本製品は、圧縮音楽デコードエンジンと各種周辺デバイスインターフェース回路を統合した音楽再生LSIです。本製品を用いると、バッテリー駆動による長時間再生を少ない外付け部品で実現できます。

圧縮音楽デコードエンジンには、自社開発のCPUとDSPで構成したマルチプロセッサアーキテクチャを採用しています。圧縮音楽データの再生のために必要なファイル入出力等のシステム管理や音楽データの信号処理を、各プロセッサに適切に割り当て効率良く行うことにより、ソフトウエア処理にもかかわらず専用ハードウエアに匹敵する低い動作周波数を達成しています。動作周波数を低く抑えることは消費電力低減に効果的です。例えば、本製品を携帯電話に組み込むと、本製品がMP3ファイルを自立再生している間、ベースバンドプロセッサやアプリケーションプロセッサを休止させることにより電力消費を抑えることができるので、連続100時間再生可能な音楽ケータイを実現できます。

周辺デバイスインターフェースとして、USB2.0デバイス、NANDフラッシュ、CPRM対応SDカードホスト、LCDインターフェース、ホストマイコンインターフェースや各種シリアル通信インターフェース、リアルタイムクロック等を備えています。ファームウエアについては、各種音楽圧縮技術に対応したデコーダに加えて、グラフィックイコライザ、パラメトリックイコライザ、可変速再生、ボーカルエフェクト、リバーブ、ステレオエキスパンダ、3Dサラウンド、オートゲインコントロール等の各種音響効果機能を搭載可能です。

本製品は、ヘッドフォンアンプ等のアナログ部品や大容量メモリをワンパッケージ化したSiP品としてシリーズ展開する予定です。また、お客様のSiP用部材としてウエハ供給も可能です。来る11月19日(水)から21日(金)までパシフィコ横浜にて開催される『組み込み総合技術展 Embedded Technology 2008』(小間番号V-006)におきまして、SiP品のご紹介、本製品による音楽プレーヤー、電子フォトフレーム、リアルタイム3Dサラウンド等のデモを行います。

【本件のお問い合わせ】
LSI設計部 河内 (こうち)
TEL 03-5822-1070(代)
FAX 03-5822-1071